発売日:22-05-09
1日目
ホワイトホース空港内レンタカー会社「ドライビングフォース社」カウンターでSUVタイプのレンタカーをピックアップして頂きます。(特記: 運転者は25歳以上、カナダで有効なクラス5の運転免許証をお持ちの方に限ります。一台につき運転者は2名まで登録が無料で可能ですが、追加は一名につき1日15カナダドルが別途請求されます。料金は2022年現在のものです。)
ホワイトホース市内観光 (1.5-2時間)
ホワイトホースのシンボル アイアンホース: ホワイトホースの鉄製の馬の像はホワイトホース市のシンボルです。この像は地元アーティストによる独創的にデザインされ、地元コミュニティから寄付された多様な鉄屑を利用して緻密に造られました。あたかもそれはホワイトホースの住民の団結と、積極的進取的な精神を表しているかのようです。2010年の完成時より、この像は市内を守るかのように山腹に佇み、誇れる市のランドマークとして現在地に位置しています。
大いなる川ユーコン川と蒸気船クロンダイク号: 氷河から溶け出した水と冠雪の山々がユーコンとアラスカ州をながれ、ベーリング海へと注ぐユーコン川をはぐくんでいます。ブリティッシュコロンビア州北部とユーコン準州を流れるユーコン川は約3000kmにも及ぶ北米で3番目に長い河川です。古く1898年のクロンダイクのゴールドラッシュでは、周辺地域の先住民と開拓者にとって、高速道路の様に、欠かせない交通水路としての役割を担ってきました。蒸気船はホワイトホースとドーソン・シティ間で人員や食料運搬を担う当時唯一の手段となったのです。アラスカ・ハイウェイが建設された1950年代には次第に蒸気船による運搬は衰退の一歩を辿り、蒸気船はその役目を終えました。
蒸気船クロンダイク号はユーコン川の河岸にあり、ユーコンの名所として知られています。1955年8月に最終航海を終えた後、当時の所有者がカナダ政府に蒸気船を寄付しました。船の長さは64m、幅は15mで、薪木による蒸気により稼働をしていました。ホワイトホースからドーソン・シティまでの蒸気船の移動に約300トンの木材が使用されました。
木造教会: 趣のある組み木構造を有するこの古い木造教会はホワイトホースの信仰の中心として1900年に建設されました。現存するカナダ内の百年以上の木造建築の中の一つです。1962年には博物館となり、1982年にはユーコン教会保全協会が形成され、建物の修繕と保全が行われました。2014年には木造教会と牧師館は正式に史跡として認定されました。
ユーコン観光案内所: 観光案内所では、ガイドが近く訪れる土地でお客様が発見されるであろう、素晴らしい風景、歴史、文化をより深くご説明させて頂きます。
例えば:
ユーコンはアウトドア愛好者にとって探検と体験に満ちたパラダイスです。
旧鉄道駅: アメリカ合衆国アラスカ州のスカグウェイとホワイトホース間の鉄道集う建設は1898年に開始され、クロンダイクの金鉱に向かう人々の一助となりました。ホワイトパス・アンド・ユーコンルート鉄道はユーコン川沿いのレイク・ベネットに1899年開通、ホワイトホースまで湖水路や河川を通じ、物資運搬に利用されました。ホワイトホースへの開通が終了したのは1900年。ホワイトホース、そして特に旧鉄道駅は運営汽車の鉄道および水運拠点として主な営業拠点となったのです。旧鉄道駅は1900年10月に建設され、メイン通りのつきあたり、ユーコン川に沿って建てられました。当駅にあるかつて広大な港湾を支えた港の一部と鉄道駅は当時の建設状態を残す数少ない構造の一つです。
マイルズ・キャニオン: マイルズ・キャニオンはユーコン川沿いの名所で、地質学上起こった変化により数千万年前に形成されました。多彩な岩壁、うねる様な水流、目を見張る様な青い色彩を帯びた川の水、そして吊り橋が、マイルズ・キャニオンの二つの対岸を結び、夏にユーコンを訪問する観光客には必見の場所となっています。
ホテルにチェックインをされて、夕食までゆっくりされてください。イクリプス温泉での次のアクティビティに備えて、水着、タオル、サンダルのご用意をお忘れなく。
イクリプス温泉 (19歳以上対象)
イクリプス温泉は天然の野外温泉で、ホワイトホースから少し北に離れた場所にあります。この温泉の歴史は100年近くあり、水質は鉄分とカルシウムを多く含みます。改築されたばかりで、施設にはコーヒーバー、サウナ、日焼けエリア、ヨガスタジオ、ラウンジなど充実の内容を誇ります。
オーロラ観賞は当日のオーロラ予報と天気予報により、催行いたします。
2日目
ホワイトホースからカークロス 往復300km
朝食後、アラスカ・ハイウェイとクロンダイク・ハイウェイを通り、美しいカークロスの街を目指します。
途中ご覧いただけるのは:
エメラルド・レイク:湖底にある氷河から溶け出した鉱物が光に反射して、きらめくエメラルドグリーンの湖をつくり出しています。
カークロス・デザート: 近隣の湖氷の底からの上澄みにより、砂漠状の堆積が見られます。2.8平方kmしかありません。夏季に堆積丘の上に登ると、遠くに街のパノラマが見えます。
カークロス鉄道駅: この地は1898年のユーコン ゴールドラッシュの中継駅でした。現在ではスカグウェイでクルーズ船から下船した多数のクルーズ客が観光列車に乗り、カークロス駅に降り立ち、ゴールドラッシュ当時の航路に思いを馳せ、豊富な自然美を楽しんでいます。
ベネット・レイク: 山並みが静かな湖に映り、近くには昔使われていた鉄橋が見えます。
先住民文化広場: 先住民の芸術、そして文化を讃えるために建てられた広場です。コーヒーを片手に山並みを楽しめます。先住民アートやクラフトも購入することができます。
アメリカ・カナダ国境付近: カークロスを南に走ると、クロンダイク随一の美しい景色を楽しむことができます。一方には山々が連なり。他方では輝く様な湖水を目にすることができます。
ホワイトホースに戻ります。
3日目
ホワイトホース〜先住民居留地〜クルアニ国立公園 250KM
ロングアゴー ピープルズ プレイス: クロンダイク・ハイウェイ沿いに80kmほど車を走らせ、南タッチョンの先住民にとって重要な文化中心地である、ロングアゴー ピープルズ プレイスを訪問します。ホストが説話や先住民の人々の伝承を教え得てくださったり、伝統的な食事バノックで迎えてくださいます。
クルアニ国立公園ビジターセンター: アラスカ・ハイウェイをさらに80km 進み、クルアニ国立公園ビジターセンターを訪れます。ここでは公園について、そして周辺先住民について理解を深めることができます。
キャスリーン・レイクとロックグレーシャートレイル: その後美しいキャスリーン・レイクとロックグレーシャートレイルへ。
ヘインズ・ジャンクションで一泊します。
4日目
ヘインズ・ジャンクション – クルアニ・レイク – グレーシャーフライトツアー (オプション) – ホワイトホース 300km
朝食をお召し上がり頂いたら出発です。
クルアニ・レイク: 写真家達を魅了するクルアニ・レイクを訪問します。望遠鏡を覗けば、標高1000m以上で生息をする屈強な動物である、山ヤギを見つけることができるかもしれません。ここからさらに「ソルジャーズ サミット」と呼ばれるクルアニ・レイクを一望するトレイルを目指します。
グレーシャーツアー: グレーシャー・エアー ツア社によるツアーです。(2022年現在 お一人375カナダドル。別途連邦税5%がかかります。1.5時間). カナダの最高峰ローガン山(標高6000m)と氷層1000m世界最大の無極性氷河を空から見学します。ローガン山の手前の氷河に10分ほど降り立ちます。 (特記: 機体の最大収容人数は4名です。天候条件等により運航が左右される旨、ご理解をお願い申し上げます。)
ホワイトホースに戻ります。
5日目
ホワイトホース 〜 ドーソン・シティ 530km
クロンダイクハイウェイとユーコン川沿いをドライブ。
行程中の名所ご紹介:
フォックス・レイク、ツインズ・レイク、「ブレーバーン」シナモンロールレストラン、カーマックス、ファイブ・フィンガー・ラピッド、ペリー クロッシング、スチュワード・グラフィティクリフ等
ドーソン・シティ到着:歴史あふれるゴールドラッシュの街のホテルにチェックイン。夕食は自由食となります。
サワートゥ カクテル: チャレンジャーと自負される方は、ぜひダウンタウンホテルのサワードゥサルーンの「サワートゥ カクテル」に挑戦してみてください。完飲すれば「勇敢証明書」(証明書5ドル。ドリンク代10ドルは別途かかります。)
ダイアモンド トゥース ガーティーズ ギャンブリングホール:カナダで最初に建てられたカジノで、フレンチカンカンショーはいかがでしょうか。チケットは15ドルです。
ミッドナイトサンドーム: ユーコン渓谷を一望できる「ミッドナイトサンドーム」で、日没を楽しんではいかがでしょうか。
オーロラ観賞は当日のオーロラ予報と天気予報により、催行いたします。
6日目
ドーソン・シティ
午前
8日目の行程用に、観光案内所で北西準州トラベルパスポートをピックアップします。その後「野性の呼び声」等で有名な作家、ジャック・ロンドンの住居跡を訪問。
ユーコン川を渡るフェリーで対岸へ。その後「トップ オブ ザ ワールド」をドライブ。ドーソン・シティとユーコン渓谷を別の角度から眺めます。
午後: 自由行動
7日目
ドーソン・シティ 〜 トゥームストーン準州立公園 〜 イーグル・プレインズ 420km
今日から正式に私たちはトゥームストーン準州立公園のデンプスター・ハイウェイに足を踏み入れます。砂利で舗装された全天候型道路。ここには信号もなく、物資も、燃料も、修理手段もありません。旅のお供は孤高で荒涼とした極地ツンドラだけ。
トゥームストーン準州立公園: 当地は特徴的な極地ツンドラに覆われ、荒く手付かずの壮大な美を讃えています。3kmに渡る「ゴールデン サイド」ハイキングルートではトゥームストーンの山の頂きを眺めることができます。
昼食はエンジニアクリークキャンプグラウンドでのピクニックランチです。その後、オジルビィの山々を車で駆け抜けます。途中美しい光景を楽しむ為に、時折下車をしながら旅を続けます。
イーグルプレインズホテルに到着。イーグルプレインズホテルは道中唯一の供給地であり、数百キロの道のり後の唯一の休憩所となります。ホテルの探検家メッセージボードに名前を残すことをお忘れなく!
8日目
イーグル・プレインズ – イヌビック 400km
朝食後、トゥームストーン準州立公園を北へと走り続けます。北極圏まではあと35km。有名な北極圏の標識到達をシャンパンで祝い、写真撮影で記録を残しましょう。その後リチャードソン・マウンテンを抜けて北西準州の州境へ。フォート・マクファーソンの街へと入っていきます。「フォート・マック」の愛称で呼ばれるこの土地にはかつてRCMP
(カナダ騎馬警察)の最僻地の駐留所がありました。
トゥームストーン準州立公園は「タイヤ喰い」の砂利道としての名を馳せています。途中マッキンゼー・デルタに位置するイヌビックに辿り着くまで、ピール川とマッキンゼー川の2つの河川を渡ります。イヌイットの人々はこの北地に広く分布して居住しており、イヌビックにも居住しています。
9日目
イヌビック 〜 タクトイヤクトゥク 〜 イヌビック 300km
トゥームストーン準州立公園の最果て、北極海の沿岸の街、タクトイヤクトゥクに向かいます。人口900名の「タク」は世界で最大の永久凍土ピンゴで覆われています。
10日目
イヌビック 〜 ホワイトホース 〜 バンクーバー
朝食後、イヌビック空港でレンタカーを返却し、ホワイトホース経由で帰路へ着きます。極地探検ツアーは成功のうちに終わりを迎えます。