5日間のユーコンディスカバリーツアー(6月1日から9月1日までの夏、カスタマイズされた旅程)

発売日:22-05-10

1日目

ユーコン準州の州都、ホワイトホースに到着後、空港でツアーガイドがお迎えします。その後ホワイトホース市内観光へ。

(ご到着フライトが午後2時以降の場合、市内観光は2日目になります。)

ホワイトホース市内観光 (1.5-2時間)

ホワイトホースのシンボル アイアンホース: ホワイトホースの鉄製の馬の像はホワイトホース市のシンボルです。この像は地元アーティストによる独創的にデザインされ、地元コミュニティから寄付された多様な鉄屑を利用して緻密に造られました。あたかもそれはホワイトホースの住民の団結と、積極的進取的な精神を表しているかのようです。2010年の完成時より、この像は市内を守るかのように山腹に佇み、誇れる市のランドマークとして現在地に位置しています。

大いなる川ユーコン川と蒸気船クロンダイク号: 氷河から溶け出した水と冠雪の山々がユーコンとアラスカ州をながれ、ベーリング海へと注ぐユーコン川をはぐくんでいます。ブリティッシュコロンビア州北部とユーコン準州を流れるユーコン川は約3000kmにも及ぶ北米で3番目に長い河川です。古く1898年のクロンダイクのゴールドラッシュでは、周辺地域の先住民と開拓者にとって、高速道路の様に、欠かせない交通水路としての役割を担ってきました。蒸気船はホワイトホースとドーソン・シティ間で人員や食料運搬を担う当時唯一の手段となったのです。アラスカ・ハイウェイが建設された1950年代には次第に蒸気船による運搬は衰退の一歩を辿り、蒸気船はその役目を終えました。

蒸気船クロンダイク号はユーコン川の河岸にあり、ユーコンの名所として知られています。1955年8月に最終航海を終えた後、当時の所有者がカナダ政府に蒸気船を寄付しました。船の長さは64m、幅は15mで、薪木による蒸気により稼働をしていました。ホワイトホースからドーソン・シティまでの蒸気船の移動に約300トンの木材が使用されました。

木造教会: 趣のある組み木構造を有するこの古い木造教会はホワイトホースの信仰の中心として1900年に建設されました。現存するカナダ内の百年以上の木造建築の中の一つです。1962年には博物館となり、1982年にはユーコン教会保全協会が形成され、建物の修繕と保全が行われました。2014年には木造教会と牧師館は正式に史跡として認定されました。

ユーコン観光案内所: 観光案内所では、ガイドが近く訪れる土地でお客様が発見されるであろう、素晴らしい風景、歴史、文化をより深くご説明させて頂きます。

例えば:

  • ユーコンは北米でも2番目に大きなゴールドラッシュを迎えた土地であり、現在でも鉱物の有数産出地でもあります。
  • ユーコンは14の先住民グループが居住する土地であり、そのうち11のグループは自治協定を結んでいます。
  • ユーコンは多様な野生動物が生息する土地であり、生息している野生動物の数は、居住する人間の数を超えています。
  • ユーコン北緯66度33分で北極海に通じる北極圏に交わるカナダで唯一の道路を誇ります。
  • ユーコンは冬期も、端境期もオーロラ観測に最適の地です。
  • ユーコンはアウトドア愛好者にとって探検と体験に満ちたパラダイスです。

旧鉄道駅: アメリカ合衆国アラスカ州のスカグウェイとホワイトホース間の鉄道集う建設は1898年に開始され、クロンダイクの金鉱に向かう人々の一助となりました。ホワイトパス・アンド・ユーコンルート鉄道はユーコン川沿いのレイク・ベネットに1899年開通、ホワイトホースまで湖水路や河川を通じ、物資運搬に利用されました。ホワイトホースへの開通が終了したのは1900年。ホワイトホース、そして特に旧鉄道駅は運営汽車の鉄道および水運拠点として主な営業拠点となったのです。旧鉄道駅は1900年10月に建設され、メイン通りのつきあたり、ユーコン川に沿って建てられました。当駅にあるかつて広大な港湾を支えた港の一部と鉄道駅は当時の建設状態を残す数少ない構造の一つです。

マイルズ・キャニオン: マイルズ・キャニオンはユーコン川沿いの名所で、地質学上起こった変化により数千万年前に形成されました。多彩な岩壁、うねる様な水流、目を見張る様な青い色彩を帯びた川の水、そして吊り橋が、マイルズ・キャニオンの二つの対岸を結び、夏にユーコンを訪問する観光客には必見の場所となっています。

ホテルにチェックインをされて、夕食までゆっくりされてください。イクリプス温泉での次のアクティビティに備えて、水着、タオル、サンダルのご用意をお忘れなく。

イクリプス温泉(19歳以上対象)

イクリプス温泉は天然の野外温泉で、ホワイトホースから少し北に離れた場所にあります。この温泉の歴史は100年近くあり、水質は鉄分とカルシウムを多く含みます。改築されたばかりで、施設にはコーヒーバー、サウナ、日焼けエリア、ヨガスタジオ、ラウンジなど充実の内容を誇ります。

2日目

ホワイトホースからカークロス  往復300km

朝食後、アラスカハイウェイとクロンダイクハイウェイを通り、美しいカークロスの街を目指します。

途中ご覧いただけるのは:

エメラルド・レイク:湖底にある氷河から溶け出した鉱物が光に反射して、きらめくエメラルドグリーンの湖をつくり出しています。

カークロス・デザート: 近隣の湖氷の底からの上澄みにより、砂漠状の堆積が見られます。2.8平方kmしかありません。夏季に堆積丘の上に登ると、遠くに街のパノラマが見えます。

カークロス鉄道駅: この地は1898年のユーコン ゴールドラッシュの中継駅でした。現在ではスカグウェイでクルーズ船から下船した多数のクルーズ客が観光列車に乗り、カークロス駅に降り立ち、ゴールドラッシュ当時の航路に思いを馳せ、豊富な自然美を楽しんでいます。

ベネット・レイク: 山並みが静かな湖に映り、近くには昔使われていた鉄橋が見えます。

先住民文化広場: 先住民の芸術、そして文化を讃えるために建てられた広場です。コーヒーを片手に山並みを楽しめます。先住民アートやクラフトも購入することができます。

アメリカ・カナダ国境付近: カークロスを南に走ると、クロンダイク随一の美しい景色を楽しむことができます。一方には山々が連なり。他方では輝く様な湖水を目にすることができます。

3日目

ホワイトホース〜先住民居留地〜クルアニ国立公園 250KM

ロングアゴー ピープルズ プレイス: クロンダイクハイウェイ沿いに80kmほど車を走らせ、南タッチョンの先住民にとって重要な文化中心地である、ロングアゴー ピープルズ プレイスを訪問します。ホストが説話や先住民の人々の伝承を教え得てくださったり、伝統的な食事バノックで迎えてくださいます。

クルアニ国立公園ビジターセンター: アラスカハイウェイをさらに80km 進み、クルアニ国立公園ビジターセンターを訪れます。ここでは公園について、そして周辺先住民について理解を深めることができます。

キャスリーン・レイクとロックグレーシャートレイル: その後美しいキャスリーン・レイクとロックグレーシャートレイルへ。

ヘインズ・ジャンクションで一泊します。

4日目

ヘインズ・ジャンクション – クルアニ・レイク – グレーシャーフライトツアー (オプション) – ホワイトホース  300km

朝食をお召し上がり頂いたら出発です。

クルアニ・レイク: 写真家達を魅了するクルアニ・レイクを訪問します。望遠鏡を覗けば、標高1000m以上で生息をする屈強な動物である、山ヤギを見つけることができるかもしれません。ここからさらに「ソルジャーズ サミット」と呼ばれるクルアニ・レイクを一望するトレイルを目指します。

グレーシャーツアー: グレーシャー・エアー ツア社によるツアーです。(2022年現在 お一人375カナダドル。別途連邦税5%がかかります。1.5時間). カナダの最高峰ローガン山(標高6000m)と氷層1000m世界最大の無極性氷河を空から見学します。ローガン山の手前の氷河に10分ほど降り立ちます。 (特記: 機体の最大収容人数は4名です。天候条件等により運航が左右される旨、ご理解をお願い申し上げます。)

ホワイトホースに戻ります。

5日目

ショッピング

朝食後、メイン通りの店舗でお土産を購入できる時間を設けます。

(フライトの時間などによります。)

空港へ

ユーコンの探検旅行もここで終わります。名残おしみながら家路に着きます。